月がキレイですね… by夏目漱石

『 I love you.』 を和訳しなさい。

 あなたならどう訳しますか?
学校で、点数をとるだけであれば「私はあなたを愛しています」と訳せば満点でしょう。

 楽しいですか??

確かに点を取るためには、それでいいんです。
でも、英語の勉強ではないですよね。

同じ「I love you.」でも、
この言葉を発した状況や
発話者や聞き手が誰であるのか?
発話者のキャラクター(性格)なども関係してきますし、
もちろん時代も大きな意味を持っています。
そもそも、お国柄も大きく影響してきます。

それらを加味して、英語というものを勉強する。
だからこそ、面白いと思うし、
使える英語になるように思います。

たとえば、Pleaseをつければ失礼にならないなんて思ってませんか?

「 Please sit down. 」は失礼?

「座ってください」を英語にするとしたら、
多くの日本人が思い浮かべるのは「座る=sit down」「〜ください=please」を合わせた
『Please sit down.』
だと思います。

でも、”Please sit down” は相手に失礼な言い方になる、というのを聞いたことがある方もいるかもしれません。
では、なぜ “Please sit down” は失礼になるのでしょうか?

“sit down” は「座る」という意味で、”please” がついているので一見丁寧な表現っぽいですが、
これは「座る」という動作を相手に要求することになります。

そのため、声のトーンや表情にもよりますが、すこし強制的なニュアンスになりかねません。
人によっては、「命令されている」と感じ、ムッとするようなこともあると思います。

日本語でも、
「座ってください」というと少し命令されているように思いませんか?
ビジネスシーンなどでは、
「おかけいだだけますか?」
「よろしければ、おかけください」
などというほうが失礼にあたらないと思います。

親しい友人などに使うことはありますが、
相手が知らない人やビジネスの場面では、
もっと丁寧な表現を選んだほうがいいかもしれません。

月がきれいですね・・・

話をもどします。

「I love you」をどう訳すかについて、夏目漱石の逸話があります。
ある英語の授業中に、学生が「私は、愛する、あなたを」を訳したときに、
「そこは、『月がきれいですね』とでも訳しておきなさい」と
おっしゃったらいいのです。

いかにも風流で、当時の日本の奥ゆかしさが表れているように思うのです。

まぁ、いまのテストで書けば一発アウトでしょうけど、
それは、英語の学習(テスト)であれば仕方がないかもしれませんが、
こういうところに〇(マル)をつけれるような教育があってもいいように思います。

この話は知らなかったのですが、
たまたま上の「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」のなかの一つのエピソードとして
とりあげられていて、非常に感慨深いものがありました。

このように映画も非常に勉強の素材としては有効なのです。
もちろん、マンガも
Youtubeもなんでも学ぶ素材はあふれています

問題は、それを学べる資質を育てているかだと思います。
「一を聞いて十を知る」といわれることがありますか、
まさに学べる資質を育てているかどうかが重要になるのです。

究極の英語の勉強法

しかしながら、これはもうすでに英語の勉強ではなく、
日本語の勉強です。

英語の勉強の基本は、訳さないことにあります。

当校の指導でも、英語の学習の視点では日本語訳はあまり重視していません。
それについては、後ほどゆっくりと英語の勉強法について書きたいと思いますが、
簡単にいうと「英語脳」が育たないからです。
日本人は英語が得意にならないのは、日本語で英語を学んでいるからなんですよね。

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